「ちゃんとしてるよね」と言われ続けた人ほど、カウンセリングで涙が出る理由。

■「大丈夫そうだよね」って、ずっと言われてきた。

それは、ある意味ありがたい言葉。
信頼されてるし、頼りにもされてる。
たぶん周りからは「落ち着いてる人」「余裕ある人」に見えてる。

でも──
本当はずっと、“ひとりで背負ってきた”だけだった。


■ ある女性クライアントの話(40代・会社員)

初めてカウンセリングに来たとき、彼女は少し照れくさそうに笑ってこう言った。

「特に話すことってないんですけど、でも、なんか…最近、気力がわかないっていうか。
頑張れてるけど、頑張りたくない気持ちもあるというか」

セッションが進むにつれて、少しずつこぼれてきた言葉たち。

「家族のことも仕事のことも、私が“なんとかするのが当たり前”になってて…
誰にも“しんどい”って言えなかったんです」

──そのあと、ポロポロと涙がこぼれた。


■ “ちゃんとした人”ほど、自分の気持ちを最後にする。

  • みんなの意見を聞いてから、自分の気持ちを伝える
  • 誰かが困ってたら、自分のことは後回し
  • 感情よりも、責任感で動いてきた

──だから、自分でも「何がしんどいのか」分からなくなる。

表面は穏やかで、まじめで、すごく“できた人”に見えるけど、内側には、言葉にならない疲れが静かに積もっていく。


■ カウンセリングは、「言葉にならないもの」に、やさしく名前をつけていく作業。

「何を話していいか分からない」って、実はよくあること。
むしろ、“元気そうに見える人”ほどそう言う。

でも、会話のなかでふと出てきた一言が、感情の扉をゆっくり開けてくれる。

  • 「あれ?今の言葉、なんか引っかかりましたね」
  • 「その時って、本当はどう感じてましたか?」
  • 「“頑張らなきゃ”の奥に、何があると思います?」

そんな問いかけの中で、少しずつ「本音」に近づいていく。
それが、“回復の始まり”になる。


■ 一見「元気」に見える人がカウンセリングに来る、ほんとうの理由。

それは──

💭「“しんどい”と言える場所が、他にないから。」

家族にも、職場にも、友人にも見せられない“弱さ”をようやくそっと出せる場所が、カウンセリング。

それだけで、心は少しずつ呼吸を取り戻していく。


■まとめ:「大丈夫なふり」で生きてきたあなたへ。

あなたのその“ちゃんとしてる感じ”、誰かを安心させてきたかもしれないけど、それが、あなた自身の安心を削っていたとしたら?

人に見せる笑顔も大事。
でも、自分にだけ見せる「素の顔」も、もっと大事。


▶ “言葉にならない疲れ”を感じているあなたへ

💬「話すことがなくても大丈夫」
カウンセリングは、整理されてない言葉を一緒に探していく場所です。
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