「やりたいことはある。でも、“自分には無理”って、いつの間にか決めつけてた気がします。」
40代の男性が、静かにこうつぶやいた。
仕事では後輩から頼られ、上司からの評価も高い。
でも、自分の本音に関しては、まるで分厚いガラスの向こう側にあるようだった。
- 「失敗したら恥ずかしい」
- 「そんなの向いてない」
- 「今さら始めても遅い」
- 「どうせ誰にも響かないだろう」
どれも“理屈”っぽく聞こえるけど、どこか冷たくて、窮屈で…何より、自分の未来を止めてしまうような声だった。
マインドブロックは「思考のクセ」ではなく「心の防衛本能」
無理をし続けた過去。
挑戦して笑われた経験。
頑張ったのに報われなかった記憶。
そうした痛みが、「これ以上傷つきたくない」という本能と結びついて、“やめておこう”という制限に姿を変える。
つまりマインドブロックは、「やらない理由」ではなく、「守るための仕組み」だったりする。
壊すんじゃなくて、外せばいい。
「マインドブロックをぶち破る!」みたいな言葉をよく聞くけれど、本当に必要なのは、破壊じゃなくて対話だ。
まずは気づくところから。
- 「なぜ、そう思うようになったのか?」
- 「そのブロックが守ってくれたものは何か?」
- 「本当に、今の自分にも必要なのか?」
そこに気づけると、“強がっていた自分”が少しずつほどけてくる。
そして、そのブロックに対して「ありがとう、でももう大丈夫」と言える瞬間がくる。
変化は、小さな実験から始められる。
いきなり大きく変わる必要なんてない。
- 1通、断っていたメッセージに返信してみる
- 1回、遠慮していた会話に参加してみる
- 1日だけ、「自分の心地よさ」を最優先してみる
そういう“小さな実験”の中で、
「あれ? 思ったより大丈夫だった」
「案外、誰も否定してこなかった」
そんな“事実”が積み重なって、ブロックの根っこが揺らいでいく。
まとめ:「できない」んじゃない。「信じてこなかった」だけかもしれない。
マインドブロックは、過去の自分がつけた“安全装置”。
だからこそ、それを責めなくていい。
でも今のあなたは、もう違うステージに立っている。
昔と同じ守り方じゃ、もう窮屈になっているのかもしれない。
その違和感に気づいたときが、“外すタイミング”。
破るのではなく、ほどいて、手放して、自由になるために。
👉 [セッションの詳細はこちら]