「本当はできるって、心のどこかで気づいてた。」
40代の男性が、セッションの終わりにふと笑った。
「なんか…できないって思い込んでただけだったんですね。根拠もないのに。」
彼は会社員として10年以上のキャリアを持ち、社内でも頼られる存在だった。
だけど、ずっと心のどこかでモヤモヤしていたという。
「このままでいいのか」
「もっと挑戦したい」
「でも、自分には無理かも」
…そして、やらない理由をたくさん並べた。
家族がいるし。リスクがあるし。実績がないし。時間もないし。
でも、よくよく話を深めていくと、出てきたのはこんな本音だった。
「正直、失敗するのが怖かったんだと思います。
…それより、“笑われる”のが一番怖かったのかも。」
マインドブロックって、ただの「思い込み」じゃない。
「自分にはできない」
「やったところで意味がない」
「どうせ続かない」
こういう内側の声を、「思い込みだよ」「気にしすぎ」と片付ける人もいるけど、それってちょっと乱暴だと思う。
マインドブロックって、ただの誤解じゃない。
それは、“過去に心を守るために必要だった防衛策”なんです。
たとえば…
- 昔、勇気を出して発言したのに笑われた
- 頑張ったのに結果が出なかった
- 自分を出したら拒絶された
そんな経験のあと、人はそっと心に鍵をかける。
「もうあんな思いはしたくない」っていう、静かな自己防衛。
「壊す」よりも、「ほどく」ことから始めよう。
よく「マインドブロックを壊せ!」とか「ぶち破れ!」とかいう言葉があるけど、個人的には、そんなに力まなくていいと思っている。
むしろ大切なのは、“なぜそのブロックがあるのか”に気づいてあげること。
- どんな場面でその声が出てくるのか?
- 誰の声に似ているのか?(親?上司?過去の自分?)
- そのブロックが、どんな傷を守っていたのか?
それに気づけると、不思議と心が緩んでくる。
責めていた自分を、やっと許せるようになる。
一歩を踏み出すコツは、「試す」こと。
大きな挑戦をする必要なんてない。
- あの人に連絡を取ってみる
- 今日だけ、ちゃんと休んでみる
- 本当はやってみたかった小さなことを1つだけやる
そうやって小さく“試して”みると、
「意外と大丈夫だった」
「思ったより怖くなかった」
そんな“現実”が、自分を静かに更新してくれる。
マインドブロックの正体は、あなたを守ろうとした「昔の優しさ」かもしれない。
だから、責める必要はない。
否定する必要も、戦う必要もない。
ただ、「もう守られなくても大丈夫だよ」って、やさしく伝えてあげることから始めればいい。
そして、あなたはもう“その先”へ行っていい。
まとめ:あなたも、そろそろ本当の自分に会いに行ってみませんか?
- 「挑戦したいけど、自信がない」
- 「自分にはムリ、と思って動けない」
- 「やりたいことがあるのに、なぜか止まってしまう」
そんな状態に、どこか心当たりがあるなら、きっとそれは“変わる前の静けさ”かもしれません。
無理に変わらなくていい。
ただ、「自分を止めていたもの」に気づくこと。
そこから未来は動き出します。
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