「なんか、ブレーキ踏んでるの、自分なんですよね。」
30代の営業職。
成果も出ていて、人当たりもいい、いわゆる「社内で安心感のある人」。
でも彼は、昇進の話が出た途端、急に曖昧な顔になった。
「いや、うれしいんですよ。たぶん。…でも、自分がリーダーなんて向いてない気がして。」
言葉では「頑張ります」と言う。
けれど、表情に覇気がない。
声に芯がない。
よくある「遠慮」かと思ったけど、そうじゃなかった。
その奥には、“ブレーキ”のようなものがあった。
「やったらできる」より、「やって傷つく」のが怖い
マインドブロックって、論理じゃなくて記憶とか感情の積み重ねでできてる。
- 昔、前に出ようとして笑われた
- 張り切ったのに空回りしてバカにされた
- 頑張って失敗して、誰にも助けてもらえなかった
そのときの傷が、今も静かに囁く。
「またああなるくらいなら、動かないほうがマシだよ」
これが、マインドブロックの根っこ。
そしてやっかいなのは、それが“自分の声”のように聞こえること。
だからこそ、なかなか気づけない。
向上心とマインドブロックは、共存する
ビジネスの現場で頑張っている人ほど、「もっと成長したい」という気持ちと、「失敗したくない」というブロックを同時に持っている。
向上心だけなら、行動してる。
でも、足が止まっているなら、それはブロックの存在を意味している。
おかしな話だけど——
本気で変わりたい人ほど、変わるのが怖いんです。
無理に壊さなくていい。ブロックは“外す”もの。
よくある“壁をぶち壊せ!”みたいなアドバイス。
勢いはあるけど、現実的じゃない。
そもそも、ブロックって「悪」じゃないんです。
かつてはそれで、あなたの心を守っていたはずだから。
- 周囲の空気を読みすぎて動けない
- 評価が下がるのが怖くて手を挙げられない
- 自分の意見が浅い気がして発言できない
全部、「失敗から自分を守る」ためにできた思考のクセ。
だからこそ、壊すんじゃなくて、「ありがとう。でももう大丈夫」って外していく。
それがいちばん自然で、しなやかで、続くやり方。
変化は、“気合”じゃなく“微差”で起きる。
マインドブロックを外す最初の一歩って、実はめちゃくちゃ地味。
- 断ろうと思ってた誘いに行ってみる
- 書きかけの企画書を出してみる
- 「自分には関係ない」と思ってた勉強会に参加してみる
そんな、小さな実験の積み重ね。
それがブロックの外側に“新しい現実”をつくっていく。
まとめ:止まってるのは、「あなた」じゃない。「古い防衛本能」だけだ。
あなたの中のブロックは、過去の経験から生まれた防衛反応。
でも、今のあなたは、あの頃のあなたよりずっと強いし、ずっとしなやかだ。
だから、もう「守るためのブレーキ」じゃなく、「進むためのアクセル」を踏んでいい。
その最初の“足のかけ方”がわからないときは、誰かと一緒に見つけてもいい。
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