これは、あなただけの話じゃないです。
たとえば、あなたが営業職だとして。
「新しい企画、あなたに任せたい」と言われたとき。
内心、こう思ってませんか?
「いや、自分には無理だろう」
「どうせ失敗するのがオチ」
「あの人みたいにできないし…」
まだ何も始まってない。
誰からも否定されてない。
なのに、なぜかもう結論は「できない」に決まってる。
これは、あなただけの話じゃないです。
特に、まじめで責任感が強い人ほど、この「挑戦する前にあきらめる罠」にハマりやすいんです。
失敗は「結果」なのに、「自分の価値」にすり替えてしまう人たち
あるクライアントさん(30代・女性)は、転職活動をしていて、書類を出す段階で毎回手が止まっていました。
「どうせ、落ちますよね…」
「自分なんか…通るわけが…」
聞けば、昔の職場で一度うつ気味になって辞めた経験がありました。
そこで傷ついた“自分像”が、今でも彼を縛っていたんです。
彼女に必要だったのは、自己PRの書き方じゃなくて、「過去の自分=今の自分じゃない」と、ちゃんと気づくことでした。
挑戦前のあきらめって、実は“優しさ”の裏返し
おもしろいことに、挑戦できない人ほど人の気持ちをよくわかる人が多い。
なぜなら、こう思ってしまうからです。
「失敗したら、誰かに迷惑かけるかも」
「恥をかくのが怖い」
「周りに迷惑かけたくない」
そう。
“自分を守りたい”んじゃなくて、“誰かをガッカリさせたくない”んですよね。
だけど、その優しさが、自分を閉じ込めてることもある。
それに気づけたら、見える世界が少し変わります。
「失敗しても、自分は終わらない」
挑戦って、成功のためだけにあるわけじゃない。
むしろ、「自分はそれでも立ち上がれる」って経験を積むためにあるんです。
つまり、失敗の価値は「立ち直れた自分」という“再確認”にある。
そう思えたとき、挑戦が怖くなくなってくる。
【まとめ】失敗より怖いのは、「何も起きないこと」
挑戦を前にあきらめる人は、「うまくいかない未来」をすごくリアルに想像します。
でもね、それって逆に言えば「想像力がある」ってことなんです。
だったら、その想像力を、「うまくいったらこうなる」に使ってみてください。
あなたの中の未来予想図は、怖がらせるためじゃなく、ワクワクさせるためにも使えるんです。
もし今、「何かやってみたいけど…やっぱやめとこうかな」と心が止まりかけているなら。
そのブレーキに、そっと寄り添って、なぜそう思うのか一緒に解きほぐしてみませんか?
気軽に話してみるだけでも、心のブレーキが少し軽くなります。
あなたの第一歩を応援しています。