■ 「俺なんて、別に価値ないですよ」って言う人ほど、実はすごい説
「〇〇さんって、すごいですね」
そう言われた瞬間に顔を曇らせたのは、35歳のBさん。IT系企業でチームリーダーをしている。
「いや、僕なんか…ほんと、たいしたことないんで…」
このセリフ、Bさんの口癖だった。
成果は出している。部下からも慕われてる。でも、本人だけが自分を認めていない。
■ “謙虚”と“自己否定”は、ぜんぜん違う
この話をすると「日本人あるあるですね」って笑う人もいるけど、笑って済ませるにはもったいない。
謙虚さってのは、“認めた上で控えめ”なんですよ。
でもBさんの場合は、違う。
「自分なんて価値がない」と心の根っこで信じ込んでる。
これって、例えるなら…
「ずっと手にしてた金の延べ棒を、ただの文鎮だと思ってる」
みたいなもん。
■ なぜ、ここまで“自分を低く見積もる”クセがついたのか?
Bさんにじっくり話を聞いていくと、見えてきたのは子どもの頃の体験。
・褒められた記憶があまりない
・「調子に乗るな」と言われることが多かった
・頑張っても「当たり前」で済まされた
…これ、誰にでも少しは覚えがあるかもしれない。
でも問題は、その経験が「自分の価値は他人の評価次第」という思い込みを作ってしまったこと。
■ 自分の価値って、“他人の点数”じゃなくて、“自分のまなざし”で決まる
価値っていうのは、成果とか、他人の評価とか、フォロワー数じゃない。
「自分で、自分にどんな眼差しを向けているか」
これがすべてのスタート。
Bさんがそのことに気づいたのは、あるとき僕がこんな質問をしたとき。
「仮に今のあなたと、まったく同じ経験・同じ性格の“親友”がいたとしたら、彼のこと、どう思います?」
彼はしばらく黙って、こう答えた。
「…たぶん、誇りに思うと思います」
それ、あなた自身なんですよ、と伝えたときの、あの静かな表情の変化は、忘れられない。
■ 「自分の価値」に気づいた人が、まとう静かな強さ
自分を認められるようになると、無理に目立とうとしなくなる。
誰かに認めてもらうために頑張らなくなる。
自分の存在に、しっかり“芯”が通るようになる。
Bさんも、以前より表情が穏やかになった。
「“自分を認める”って、甘えじゃないんですね」
そう言った彼の声には、はじめて自分の人生を“自分の手”で扱う人の響きがあった。
■ まとめ:あなたも、自分の“価値の眼差し”を変えてみませんか?
もしかすると今、あなたが自分に厳しすぎるのは、「昔の誰かの言葉」を、今でも握りしめてるからかもしれません。
でもその手を、ゆるめていいんです。
あなたの価値は、すでにそこにある。
ただ、まだ“気づいてないだけ”。
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